岐阜大学 社会システム経営学環
SCHOOL OF SOCIAL SYSTEM MANAGEMENT

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大学院
岐阜大学社会システム経営学環

探求と探究、
「学び」を「環」にする。

社会のしくみが大きく変化する時代。

未知の価値観へ自在にシフトする人になろう。

激動の現場から学び、みちを求め、究めよう。

多様な学びを「環」にしてこれからの社会をつくろう。

お知らせ
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社会システム経営学環
学部相当の教育組織です

※岐阜大学では、令和元年8月に学校教育法施行規則及び大学設置基準等の一部が改正になったことにより新たに設けられた学部等連係課程制度に則った学士課程である社会システム経営学環を設置しました。社会システム経営学環は学部相当の組織であり、卒業時に「学士(経営学)」の学位が授与されます。

概要
ABOUT

社会システム経営学環とは?

複数の学部等を横断して、経営/マネジメントを軸に、「ビジネス」「まちづくり」「観光」について学ぶことができます。
学環における教育プログラムでは、実社会と強くつながった実践的な授業を4年間、学ぶことで、学士(経営学)の学位を取得します。
社会システム経営学環は、いわゆる学部の枠を超えて、他学部、他大学、そして社会との連携の中で、学生と教員が一緒になって成長する「学び」の「環(わ)」です。

公式YouTube

教育の特色
CHARACTERISTICS

1

地域課題に対応した教育

主としてビジネス・まちづくり・観光に関するプログラムを通して地域社会に貢献できる人材を育てます。

2

岐阜大学の学部を横断

学部横断的なカリキュラムで幅広く、他学部の学生とともに学ぶ機会もあります。

3

アクティブ・ラーニング

学生30名(1学年)に対して、教員14名体制により、意欲的な学びを支援する各授業での自らが主体的に取り組む教育を導入します。

4

学びと実践を往還する教育
(往還型教育)

講義と現場での実習を繰り返す、理論と実践を定着させる往還型の教育で課題解決能力を身につけられます。

5

学び場は実社会

実習では企業や自治体の現場を対象とし、実社会の現場で活躍する人々と対話しながら実践的な経験を多く積むことができます。

専門的能力
PROFESSIONAL ABILITY

社会システム経営学環では、社会の課題解決に求められる以下の6つの専門的能力を養います。これらの能力は、今の社会が求めているもので、地域や全世界に貢献する企業の経営、政府や自治体の政策立案などにおいて役立ちます。さらに、自ら新しい事業を創出する力を養い、支援する体制も整っています。

1

多面的思考力

豊かな教養に基づき、幅広い視野で社会システムの変化を捉え、多面的視点で課題解決に取り組むことができる能力。

2

データ分析・論理的思考力

課題発見・解決のために多様なデータを収集・分析し、論理的に結論を導き出す能力。

3

コミュニケーション力

高いコミュニケーション能力と高度なコーディネート力により、多様な人材間の調整を図り問題解決に臨む能力。

4

デザイン思考による
課題発見・解決力

デザイン思考を活用して企業、自治体、各種団体が抱える課題をユーザーの立場から発見し、課題解決に臨む能力。

5

専門知識とマネジメント力

専門知識を修得し、高い倫理観に基づいて、企業や自治体などを運営する能力。

6

起業力と社会貢献力

起業家精神により新しい価値を生み出すことで、活力ある社会システムの実現に貢献できる能力。

往還型教育
EDUCATION

社会システム経営学環では、これまでの大学教育で中心的だった教室での講義だけでなく、「課題解決型学修(PBL)」に力を入れています。
このため、1年以上継続して取り組む実習科目を必ず履修することにしています。この実習では、企業や自治体などが直面しているリアルで複合的な課題の解決に向け、自ら情報収集と分析を試行錯誤しながら積み上げていきます。
さらに、実習と関連する講義での学びを繰り返し行うことで、課題解決に必要な知識と実践力を段階的に学ぶことができます。
そして4年次には、学環での学びの集大成として卒業研究をまとめます。

※上の表は横スクロールでご確認いただけます

履修モデル
COURSE MODEL

社会システム経営学環では、3つのデザインプログラムで次のことを学びます。まず、「ビジネス×継承デザインプログラム」では、従来の経営学分野の研究、つまり企業の経営目標のために資源を効率的に活用して成果を得る方法論を学びます。
次に「まちづくり×活力デザインプログラム」では、さまざまな立場が協働する持続的な地域経営を考え、場所の価値を高める仕事の作り方を学びます。 「観光×交流デザインプログラム」では、観光が生み出す価値に着目し、地域資源を活用して地域ブランドを構築し企画立案を行うスキルを学びます。

1 履修科目

教養科目

初年次セミナー、人文科学、社会科学、自然科学、岐阜学、英語、言語と文化、スポーツ・健康科学、社会人リテラシー、数理・データサイエンス・AI

専門基礎科目

現代経済学、会計学、行政法、統計学、財政学、技術表現法、情報処理演習、応用英語Ⅰ〜Ⅳ
マネジメント活動実習(企業編、観光・まちづくり編)(フィールドワーク入門)、社会システム経営入門、社会システム経営実践、コミュニケーションデザイン論、企業論、経営組織論、マーケティング論、アントレプレナーシップ基礎、経営倫理

専門科目

必修科目

組織リーダー論、簿記論、オペレーションズリサーチ、アントレプレナーシップ論、実践コーポレートガバナンス、実践マーケティングリサーチ、実践人的資源管理、都市形成史(産業史)、認知心理学、デザイン思考基礎・実践、プロジェクトマネジメント基礎・実践、経営戦略論、財務諸表分析、リスクマネジメント基礎・実践、組織行動論、専門演習Ⅰ〜Ⅳ、卒業研究

選択必修科目・プログラム指定の選択科目
[1] ビジネス×継承デザインプログラム

[選択必修] ビジネスデザイン基礎・実践・実装(フィールドワーク基礎・実践・実装)、イノベーションマネジメント論、コーポレートガバナンス、コーポレートファイナンス、生産管理論

[プログラム指定の選択科目]「地域デザイン論、金融論、経営労務、計量経済学、アセット・マネジメント概論、アグリビジネス論」のうち3科目

[2] まちづくり×活力デザインプログラム

[選択必修] まちづくりデザイン基礎・実践・実装(フィールドワーク基礎・実践・実装)、地域デザイン論、パブリックマネジメント論、空間デザイン論、アグリビジネス論

[プログラム指定の選択科目]「地域防災学、景観デザイン、資源マネジメント論、計量経済学、イノベーションマネジメント論、フードシステム論」のうち3科目

[3] 観光×交流デザインプログラム

[選択必修] 観光デザイン基礎・実践・実装(フィールドワーク基礎・実践・実装)、地域デザイン論、観光学、フードシステム論、資源マネジメント論

[プログラム指定の選択科目]「景観デザイン、アグリビジネス論、イノベーションマネジメント論、経営労務、計量経済学、パブリックマネジメント論」のうち3科目

2 履修イメージ

フィールドワーク
卒業までに1.5年間のフィールドワークを2回実施します。長期のフィールドワークを体験することで、考え、行動する力を養います。1回目はフィールドワークの基礎を学び、2回目のフィールドワークでは、ビジネスデザイン実習、まちづくり実習、観光デザイン実習の3つのプログラムの中から1つを選んで履修します。
学年ごとの履修科目
フィールドワークとは別に、1年次前半は主に教養科目・専門基礎科目、1年次後半及び2年次前半は主に専門基礎科目・専門必修科目、2年次後半及び3年次前半は主に専門必修科目・選択必修科目・選択科目、3年次後半は主に選択必修科目・選択科目を履修し、4年次には卒業研究を履修します。

※上の表は横スクロールでご確認いただけます

3 型破りな実習

社会システム経営学環のカリキュラムの中で注目すべきは、その実習がこれまでになく型破りなことです。普通のカリキュラムでは、実習は半年間(1学期間)、長くても通年の取組みになりますが、本カリキュラムでは、1年半の期間を使ってじっくり取り組む大型の実習に2回(合計3年間)取り組みます。さらにそのテーマは、実際に行政や企業などが抱える困りごとやニーズに対するもので、リアルな挑戦と試行錯誤の経験を積むことができます。こんな型破りな実践的カリキュラム、他にありますか?

1

テーマを共有する

実社会の困りごとや要望を解決することをテーマにします。よく対話して、そのテーマを提供するパートナーのことを知ろう。これから取り組むプロジェクトの幕開けです!

2

なりたち・しくみを理解する

表に見えていることだけで判断する前に、その状況にはどんな背景があるのか、徹底的に追及しましょう。情報収集、他の事例との比較、分析、議論から、その状況のなりたち、しくみを見える化します。

3

本当に大事なことを考える

状況が見えてきたら、やるべきことを考えよう。これから取り組むプロジェクトは、パートナーに、社会に、そして自分たちに、どんなよいことをもたらすでしょうか。本当に大事なことはなに? ビジョンを明確にします。

4

戦略をたてる

さあ、いよいよ具体化のための準備です。ビジョンに従って、ひとつひとつ課題を明確にし、実現の手立てを組み立てます。

5

小さく試してみる

机上であれこれ考えるよりも、小さなことでも実践すると目の前が開くことがあります。やる前の思い込みが吹っ飛びます。考えたプランを再チェックして作り込みます。

6

本気でやってみる

ここまで準備が整ったら、実践あるのみ! 自分ごととして、本気で発信しましょう。イケそうなら、実習だと思わずに、起業してしまいましょう!

卒業後の進路
CAREER PATH

社会システム経営学環では、授業の中で企業や自治体等と綿密に連携を図っており、社会が求める人材像を教育課程に組み込んでいます。さらに、経営を学ぶことに加え、自ら事業を創出する力を養い、支援する体制も整っています。このため、卒業後は、地域に貢献する企業や自治体をはじめ、以下のような分野での活躍を期待しています。

一般企業

[ 具体的なイメージ ]

  • 自社の強みを活かし社会課題を解決
  • 顧客起点で新規事業を開発
  • 大局的な観点で企業を支える

公務員

[ 具体的なイメージ ]

  • 長期的視点でグランドデザインを描ける
  • 既存の枠組みに捉われず現場の声から施策を立案
  • 地域に密着し人の顔が見える事業を構築

ファミリービジネスの後継者

[ 具体的なイメージ ]

  • 経営理念を守りながら時代の変化に適応
  • 地域に根差した新たな製品・サービスを作る
  • 地域を跨いだ企業間の繋がりを作る

観光地経営コンサルタント/NPO法人

[ 具体的なイメージ ]

  • 新たな地域資源を創造する
  • 行政や企業ができない"隙間"をビジネスで繋ぐ
  • 地域課題を人と企業の繋がりで解決

起業家

[ 具体的なイメージ ]

  • シーズベースの新規ビジネスを生み出す
  • ニーズベースの新規ビジネスを生み出す
  • 現場ベースのイノベーションを起こす

進学

[ 具体的なイメージ ]

  • 持続可能な社会の実現について考える
  • 1つの学問に捉われない
  • 実社会の問題から課題を抽出しまとめる

専任教員
TEACHING STAFF

前澤 重禮
MAEZAWA Shigenori

食品流通科学

まずは、行動することから始めましょう

流通の仕組みを調査分析しています。食品流通の仕組みを多面的に分析するために、現場の状況を生産者や流通加工業者の立場、そして消費者の立場から観察し、その結果をとりまとめて考察しています。つまり「食品流通のあるべき姿」を提案しています。

肥後 睦輝
HIGO Mutsuki

里山保全学

ともに、新しい世界を見てみませんか

森の恵みを効率的に利用できる社会を考えるために、里山をフィールドとして森林の生き物、そして森林と人の関りについて研究しています。

髙木 朗義
TAKAGI Akiyoshi

まちづくり

「自分の楽しい」で社会を良くしてみませんか?

「誰もが主体的に協働して、みんなが幸せに暮らせる社会を創る」を合言葉に、安全・安心、環境、楽しさ・元気さなど市場で取り引きされないものの価値を見える化し、それを社会に役立てるための仕組みやシステムを探究しています。

後藤 尚久
GOTO Naohisa

金融論

“とりあえず”、楽しいことだけやってみる!とりあえずね。

様々な経済状況の中で銀行部門がどのような経営行動をとっていたか、またその結果について実証的に明らかにしようとしています。また、金融部門の在り方が日本経済全体(マクロ経済)に及ぼす影響についてモデル分析もしています。

三井 栄
MITSUI Sakae

計量経済学

よく学び、よく遊びましょう

経済の関係を量的に計測するために数学や統計学の手法を適用し、景気分析や経済効果の計測等を行っています。また、乗鞍岳でEV車乗入れ事業や「乗鞍だけガチャ」社会実験などを実施し、観光振興と環境保全の両立を目指しています。

加藤 厚海
KATO Atsumi

経営学

学びを変える。問を解くから、良い問を見つける

経営学の知見をもとに、タイ、インドネシア、ベトナム、インドにおける日系自動車メーカー・自動車部品メーカーの部品供給体制に関する研究を行っています。また、中小企業と地域社会の関係性に関心を持っています。

篠田 朝也
SHINODA Tomonari

会計学

主体的に学び、思考したら、試してみよう。

あらゆる組織に必ず会計実践があります。現在は会計システムが人の行動や意思決定に与える影響について関心をもって研究を進めています。実務面でも多くの企業現場で会計を用いたマネジメントや意思決定のあり方をより良いものにしていくための意見交換をしてきました。

出村 嘉史
DEMURA Yoshifumi

都市形成史・景域計画

面白いことをしよう!

市街地におけるリノベーションまちづくりの実践に取り組みながら、ひとのつながりのダイナミズムに着目すると同時に、現在の社会活動の基盤としての都市とその周辺の地域が、誰のどのような思いの中でいまの形へ至ったのかを実証的に明らかにする「都市形成史」の研究に取り組んでいます。

柴田 仁夫
SHIBATA Kimio

マーケティング論

笑顔、素直、一所懸命、そして全てに感謝

「なぜこれが売れたのか」「どうしてこれが流行ったのか」。それには実は理由があります。私は企業が創造する製品やサービスだけでなく、観光資源、アニメ、就活などをテーマにその仕組みについて研究しています。

李 侖美
lee yoon mi

経営・経済農学

磨斧爲針:ひとあしひとあし。コツコツ。

日本農業が抱えている基本的な問題として、低い食料自給率、耕作放棄地の増加、担い手不足などが上げられます。こうした問題の解決のために、濃密な現地調査を出発点とし、農協による農業経営、耕作放棄地の再生と営農展開、新規就農に関する研究を進めています。

市来嵜 治
ICHIKIZAKI Osamu

経営工学・生産管理論

共に学び、極め、成長しよう!

主な経営資源と言われている、ひと、もの、情報、お金の観点から、ものづくりの現場や、お店の仕事を安全かつやりやすくして、より多くの付加価値を生み出すための方法について研究しています。

森部 絢嗣
MORIBE Junji

生物資源保全学

明るく楽しく元気よく!

自然物(特に野生動物)を資源として捉え, 生物学的知見の蓄積や資源利用の調査研究を行い, 人間社会とのかかわりを探究します。
生物や人に関する野外調査から歴史を知る文献調査まで幅広い視点から自然資源にアプローチします。

奥岡 桂次郎
OKUOKA Keijiro

環境システム工学

初めてのことでも恐れず取り組んでみよう!

社会に蓄積された建築物・社会資本ストックを有効活用するために、環境をシステム的に捉えた地理空間モデルを構築し、将来の社会像について分析します。日本では木材が、都市と地方をつなぐ流域全体を循環する資源であり、炭素固定や地域資源としての価値創造の材料となり得ます。

川瀬 真弓
KAWASE Mayumi

デザイン思考論

一緒に100の努力と挑戦をしましょう!

色やかたちの配列、モノと人がうまくやり取りできる流れ、人が学ぶときのしくみに興味があります。目に見えないしくみをモデルでとらえるときの思考の可視化と発散的・収束的思考活動、コミュニケーションの研究をしています。

入試
ENTRANCE EXAMINATION

※詳細については必ず募集要項をご確認ください。

1 重視する人物像

一般選抜(前期日程)

  • 国内外の社会全般に高い関心を持ち、基礎的学力を充分に備えている人
  • 理解力に富み、論理的な思考ができる人
  • 知的好奇心にあふれ、自ら課題を理解し、解決策を探究しようとする人

学校推薦型選抜II

  • 相手の意見を聴き、自分の考えを伝えて、協働することができる人
  • 積極的に行動することをいとわず、多くの経験を積むことを楽しむ人
  • 知的好奇心にあふれ、自ら課題を理解し、解決策を探究しようとする人

2 募集人員

一般選抜(前期日程)

15名

学校推薦型選抜II

15名

3 選抜方法

一般選抜(前期日程)

[1]大学入学共通テスト

  • 基礎学力の評価

[2]小論文

  • 課題発見
  • 論理的思考力
  • 自分の考えを伝達する力

[3]調査書

  • 思考力
  • 判断力
  • 表現力及び主体性を持って多様な人々と協働して学ぶ態度

[4]個別学力試験

  • 英語あるいは数学

学校推薦型選抜II

[1]大学入学共通テスト

  • 基礎学力の評価

[2]小論文

  • 課題発見
  • 論理的思考力
  • 自分の考えを伝達する力

[3]調査書

  • 思考力
  • 判断力
  • 表現力及び主体性を持って多様な人々と協働して学ぶ態度

[4]面接

  • 課題発見
  • 論理的思考力
  • コミュニケーション能力(傾聴力、伝達力、協働力)

4 学力の3要素等と選抜方法の関係性

※上の表は横スクロールでご確認いただけます

5 入試区分ごとの選抜方法のねらい

※上のは横スクロールでご確認いただけます

6 配点

※上の表は横スクロールでご確認いただけます

※令和7年度(令和6年度実施)入学者選抜から、大学入学共通テストの利用教科に「情報」が加わります。

3つの方針
3 POLICIES

1

アドミッション・ポリシー(入学者受入れ方針)
ADMISSION POLICY

社会システム経営学環では、豊かな教養と健全な心を養います。同時に専門知識とマネジメント力、デザイン思考による課題解決力を育みます。これらにより、人間性豊かで地域社会で活躍する人材の育成を目指します。 民間企業、自治体、NPOなどの運営に深い関心を持つ学生を求めています。

AP1

国内外の社会全般に高い関心を持ち基礎的学力を充分に備えている人。

AP2

理解力に富み論理的な思考ができる人。

AP3

相手の意見を聴き自分の考えを伝えて協働することができる人。

AP4

積極的に行動することをいとわず多くの経験を積むことを楽しむ人。

AP5

知的好奇心にあふれ自ら地域の課題を理解し、解決策を探究しようとする人。

2

カリキュラム・ポリシー(教育課程の編成・実施方針)
CURRICULUM POLICY

社会システム経営学環では、養成する人材像、ディプロマ・ポリシーを実現するため、教育課程の基本的な考え方を踏まえ、以下のとおりカリキュラム・ポリシーを設定しています。

CP1

教養科目では人文科学、社会科学、自然科学の修得と外国語科目によるコミュニケーション能力の向上を通して、社会事象を国際的な視野で読み解く豊かな教養を育むとともに、一年次の初年次セミナーでは高等学校における教科書中心の受動的授業から大学における実習を軸とした能動的授業への移行を支援する。

CP2

専門基礎科目として、情報処理演習、現代経済学、会計学といった授業科目を配置し、ビジネス・まちづくり・観光に共通する基本的マネジメント能力としてデータ分析に必要な基礎学力や論理的思考力を養成する。

CP3

ビジネス、まちづくり、観光を対象とする専門科目を配置して、リフレクション(振り返り・省察)、学修ポートフォリオ、コメントシート(意見・感想)、グループワーク、プレゼンテーション等のアクティブ・ラーニングにより専門知識とマネジメント能力を養成する。

CP4

企業、自治体、各種団体におけるマネジメント活動実習、ビジネスデザイン基礎・実践・実装、まちづくりデザイン基礎・実践・実装、観光デザイン基礎・実践・実装を通して、多様な人材間の調整、課題発見・解決方法を実践的に学ぶとともに、創発力と社会実装力を養成する。

CP5

教育学部、地域科学部、工学部、応用生物科学部など、他学部の開講授業科目、さらに名古屋大学と連携して開講する授業科目を能動的に選択して履修することで、関連した分野における知識を深める。

CP6

学修成果の評価については、全学的な申し合わせ及び各科目のシラバスに記載された成績評価項目等に基づき、授業目標への達成度により評価を行う。

3

ディプロマ・ポリシー(卒業認定・学位授与の方針)
DIPLOMA POLICY

社会システム経営学環は、本学が定めた基盤的能力及び社会システム経営学環で養成する人材像に適した、社会の課題解決に資する卒業生を輩出することを目標として、卒業時に以下のような専門的能力を身に付けた者に学士の学位を授与します。

DP1

[多面的思考力]
豊かな教養に基づき、幅広い視野で社会システムの変化を捉え、多面的視点で課題解決に取り組むことができる能力。

DP2

[データ分析・論理的思考力]
課題発見・解決のために多様なデータを収集・分析し、論理的に結論を導き出す能力。

DP3

[コミュニケーション力]
高いコミュニケーション能力と高度なコーディネート力により多様な人材間の調整を図り問題解決に臨む能力。

DP4

[デザイン思考による課題発見・解決力]
デザイン思考 を活用して企業、自治体、各種団体が抱える課題をユーザーの立場から発見し、課題解決に臨む能力。

DP5

[専門知識とマネジメント力]
専門知識を修得し、高い倫理観に基づいて、企業や自治体などを運営する能力。

DP6

[起業力と社会貢献力]
起業家精神により新しい価値を生み出すことで、活力ある社会システムの実現に貢献できる能力。

DP7

[創発力と社会実装力]
自身の能力と発想を組み合わせ、事業性と社会性を実現するイノベーションを構築して社会実装する能力