2024.3.27教員
加藤厚海教授が、Maruti Suzuki Center of Excellence(MACE)を訪問しました。
2月15日(木)に、インドのMaruti Suzuki Center of Excellence(MACE)を訪問し、取締役 Mahindroo様をはじめ皆様から歓迎を受け、サプライヤー(部品メーカー)を育成するプログラムについて説明を受けました。(マルチスズキの國枝様に同行頂きました)
インドでは、マルチスズキはインド企業として広く認知されていますが、日本ではまだまだ知られていないのではないでしょうか? 実はマルチスズキ(Maruti Suzuki:スズキとマルチの合弁会社)は、自動車市場で40%以上のシェアを握るトップメーカーです。そして、マルチスズキとインドのサプライヤーが共同出資するMACEでは、サプライヤーを支援する多様なプログラムを準備しており、モノづくりの底上げを行っています。
マルチスズキを猛烈に追いかけているのが、2位の韓国系の現代自動車(現代グループの起亜自動車を含む)です。3位以降はマヒンドラマヒンドラ、タタといったインド自動車メーカーであり、ホンダ、トヨタ、日産といった日系自動車メーカーはかなり苦戦しています。
インドの自動車市場規模は既に日本市場を追い抜きましたが、将来的には800~1000万台になることが予想されます。フロンティアとしてのインドでどれだけマルチスズキが戦っていけるのか、最前線について研究を進めていく予定です。