岐阜大学 社会システム経営学環
SCHOOL OF SOCIAL SYSTEM MANAGEMENT

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大学院

2024.4.16教員

加藤教授が、デンソー・インターナショナル・インディアを訪問しました。


加藤教授が2月16日に、デンソー・インターナショナル・インディア(略称DIIN ・地域統括会社)を訪問し、社長(兼インド地域CEO)の飯田様、生産技術の秋田様、調達の橋本様からデンソーのインド事業展開、インドの市場動向、部品調達の状況等について、お話を伺いました。 インド市場は浮き沈みがありながらも着実に成長し、2035年には、現在の2倍の1000万台市場になる可能性があります。また、インド政府は国内製造業を強化するために、製造業の振興策を推進するとともに、輸入規制を行うための関税率を高めています。そうした中で、今までは東南アジアから輸入していた部品も現地調達を進める必要が出てきているようです。 インドに進出する日系自動車部品メーカーは、大手の1次サプライヤーが多く、中小の2次サプライヤーは少ないのが現状です。しかしインド市場に対して、いつまでも手をこまねいては、乗り遅れてしまいます。タイに進出済みの2次サプライヤーも、インド進出を本気で考える時期が来ているといえそうです。 ただし、多民族・多言語・多宗教のインドは非常に複雑で、親日のタイとは大きく異なります。不確実性が高く、物事も計画通りには進みません。インドに対する知見を深めて、日系企業の間で共有していくことが必要であると考えています。


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