2024.4.22教員
加藤教授が三菱自動車タイランドを訪問しました。
加藤教授が3月15日に、三菱自動車タイランド(Mitsubishi Motors(Thailand) ,略称MMTh)を訪問しました。副社長(工場長)の小川様、Senioir Vice Presidentの加納様、塚本様、Senior Expertの塚本様からお話を伺いました(Auto Alliance Thailand 大垣様に同行頂きました)。 タイでつくられる自動車の生産台数は約180万台で、タイ国内向けが80万台、輸出向けが約100万台ですが、輸出向けの中では三菱自動車が25~30%を占めてきました。また、三菱自動車の世界全体の生産量は約100万台ですが、そのうち27%はMMThで生産しており、その80%以上が世界120か国以上に輸出されています。三菱自動車にとってタイは最重要拠点となっています。 主力車種は、1tピックアップトラック・トライトン(Triton)、パジェロスポーツといった大型車種が中心で、日本のような軽自動車はありません。日本人の大多数は、1tピックアップトラックには馴染みがないと思うのですが、荷台の付いた小型トラックはタイでは最も人気がある車です。 MMThは、チョンブリ県のレムチャバン港がある、レムチャバン工業団地に立地しており、今年、63年目を迎えます。そこには3工場があり、約6700人の人々が働いています。レムチャバン工業団地には、三菱自動車関係の部品メーカーが多数立地しており、三菱村の様相を呈しています。 今回はMMThの第2工場にて、生産ラインを見学させて頂きました。新型トライトンの生産ラインは乗用車の組立とは異なり、大変迫力があるものでした。まさに百聞は一見に如かずという経験でした。また、レムチャバン港に近いモータープールも、建物の屋上から見ましたが、多数の輸出向けの車が並んでおり、壮観な風景でした。