2023.5.25地域ラボ
「地域テックラボ」@岐阜大学地域交流協力会令和5年度協力会フォーラム
岐阜大学地域交流協力会で支援していただいた「地域テックラボ(代表:森部絢嗣)」の活動について報告してきました。 昨年度の「地域テックラボ」の活動は,衛星インターネット通信Starlinkを使って,山間部の携帯圏外&電源なしの環境下でZoom生中継を行いました。 調査地は,国歌のさざれ石で有名な揖斐川町春日にある「さざれ石公園」です。 観光地であるのにも関わらず,携帯圏外であり,緊急時の連絡手段や業務連絡ができない環境です。 住居地ではないため,大手携帯キャリアもエリア拡大が難しく,現地の方は困っていました。 この課題に対して,今回Starlinkを使った通信を試みました。 Zoomはつながり,アップグレードで205Mbpsの速度が出ました。 一定の速度で快適に使えます。 現場では課題解決へ向けた見通しが立ち,希望の光が見えました。 ただ万能ではなく,衛星が日本の上空からいなくなると通信が切れる,空がひらけてないと急に不安定になるなど,特性を十分に把握しておく必要があります。 発表後の懇談では,地域の建設業・土建業などの現場に出る方々から質問を頂きました。 ※「地域テックラボ」とは 地域にテクノロジーを導入することによって,地域の課題を解決するだけでなく,地域を活力ある楽しい場にすることを目的として活動しています。

(写真:岐阜大学地域科学部・牧 秀樹教授 撮影・提供)